「嫌な予感がしたから戻っただけだ」


彼の言葉に小さく笑う。


「そうなんだ…ありがとう祐介」


「あぁ」


その一言の返事を聞きながら。


そう言えばあの時私なんで祐介に助けを求めてたんだろう。


少し考えたが答えが見付からないからか、きっと分かる時がくるかなと思い考えるのを辞め。


「じゃあマックに行くか明里」


「うん!ケーキはまた次にだね」


「分かった分かった」


そんな他愛もない話をしながら2人手を繋いで歩いて行く。