「ここで良いよ」


家の前に着くと立ち止まり。


「そうかじゃあまた明日な……アホ女」


そう言ってから来た道を戻って行く。


えっ?。


家が反対側なのに私を送ってくれたの?。


暫く彼の背中を見送り自然と微笑みを浮かべ。


ほんと変な奴。


微かに胸が暖かくなるのを感じながら家の中に入る。