「お前の胃袋大丈夫かよ」


「もしかして馬鹿にしてるの?」


「さぁな」


そんな言い合いをしていたが。


彼は結局私が食べ終わるまで話(言い合い)をしながら付き合ってくれた。


ほんと調子が狂うよ。


店から出てから手を握られる。


なんだろう…。


なんだか楽しいと思ってしまった。


きっとそれは店に行く前に見た彼の反応を見てからだと思う。


「行くぞもう帰るんだろ?」


「う…うん」


引っ張られながら着いていき。


少しなら接しても良いかなと思えた。


ほんの少しなんだから。


そう自分に言い聞かせながら帰宅する。