惚れたって、言わせてやるよ



「あっ…あそこの店がそう」


暫く道案内の言葉以外無言で居たが。


「こんな所にケーキ屋なんてあったんだな」


店に着くなり中に入る。


この甘い匂いが落ち着くんだよね。


幸せ気分を味わっていた私の隣に居る祐介を見ては。


か…固まってる!?。


「無理しなくても…」


「構わねぇよ」


そう言っては先に席に行ってしまい。


全く…。


苦笑いを浮かべながらケーキを選びに行く。