「やっと反応したなアホ女」


「さっきから私に喧嘩でも売ってるの?」


私が話をするようにわざと名字を呼んだのね。


そう分かったから再びプリントの方に向き作業を開始する。


「無視すんなよってだけだ…聞こえてんだろうが」


聞こえてますよ。


でもあんたと話す暇はないの!。


「暇ならもう帰って良いんだから」


元々このプリント整理は先生から"私"に頼んだ事なんだから。