「ほぅ…確かに俺にはもったいないぐらい綺麗だな明里」


不意にドアが開かれたと思ったら真っ白のタキシード姿に身を包んだ祐介が入って来る。


そう、今日はいよいよ私と祐介が結婚する日である。


「おっ!ほんとだ!、確かに高橋にはもったいないな」


「薫は入って来るな」


祐介の後から入って来たのは祐介の友人である薫だ。


「薫君…来てくれてありがとう」


「友人の結婚式にぐらい来るさ!おめでとう」


私が嬉しくて微笑みを浮かべてたら祐介に腕掴まれ引かれる。


「祐介?」


「薫も瑠花も部屋から出ていけ」


なんだか不機嫌にみたい…祐介。