「し、知らない!」
少しずるい気がしたから私は顔をプイッと背けて。
「祐介は時々意地悪なんだから」
と、返事してみて。
「そんな俺は嫌いか?」
だから…それが意地悪なんだよ。
私は祐介の方に顔を向け。
嫌いじゃない事くらい今の顔が赤い私を見たらすぐに分かるくせに。
「き、嫌いじゃ……ないかも」
「好きだよと言ってくれて良いぜ」
「誰がそんな事………」
2人の時にも自分からは上手く言えないのに、こんな人前で言えるわけがない。
「まぁ良いから食っちまえよそれ」
祐介から話題をそらされれば小さく頷き再びケーキを食べ始める。
祐介から言われたのもあるが、半分は照れ隠しでもあった。

