「そう言えば…今日はどこに行くの?」 目的地を聞かされてないからか気になり祐介を見上げ聞く。 「着くまで秘密だ」 えー…。 そう言われると気になってしまうものだ。 「楽しい所とか?」 「見る分にはな……多分」 う~ん…ますます気になりますな。 「ねぇ…祐介……」 「教えないからな?」 まるで心を読み取ったように返された言葉に苦笑いを浮かべ。 「分かったよ…」 仕方ない、着くまでのお楽しみにしよう。