惚れたって、言わせてやるよ



「意地悪だよ…祐介」


私が嫌じゃないって事知ってて聞いてくるんだから。


「お前にだけだ意地悪なのは…な」


「それって…」


私だけが特別だって思って良いんだよね?。


そう思うと嬉しくてつい頬が緩んでしまう。


「さて、そろそろ行くか」


ゆっくりと立ち上がったのを見てから私も立ち上がり隣に立つ。


「なんだよ…」


「肩、貸してあげるよ」


痛めたばかりだから歩くのが辛いだろうと思い腕を掴み、祐介の返事を聞かず肩を貸し。