「疲れとかたまってない?」 「少したまってはいたが…お前のおかげで疲れがぶっ飛んだから平気だ」 「私なにもしてないよ?」 キョトンとしていたら祐介の人差し指が唇に当てられ。 「さっきここで癒してもらったからな」 不敵な笑みを浮かべながら告げる祐介を見て顔を真っ赤にして。 「あ、あれは…お、お礼でしょ?」 「なら癒しとしてもう一度して良いんだな?」 はっ、としてから首を横に振る。 「ここでは駄目!」 「じゃあ違う場所なら良いんだな?」 うっ……。