惚れたって、言わせてやるよ



とは言ったものの…。


いよいよ私の番だ。


2人1組のチーム2組でリレーをし勝負するのだ。


運が悪い事に。


私の相手はクラスでかなり足が速い子だ。


勝てるかな…私。


不安になりながらも自分達の前に走ってるチームが2人目に突入した。


頑張りたい。


祐介の足だけは引っ張りたくないから。


そんな考えをしていたら不意に隣から肩を叩かれた。


「大丈夫だ俺がいるだろ?」


そうだ、私だけじゃない祐介がいてくれる。


「うん!お互いに頑張ろうね祐介」


大きく頷いた祐介を見てたら前のチームが走り終わり自分達の番になる。