「お前に早く会いたかったんだよ…わりぃな」


少し照れては顔を赤くしては俯いて。


「私も…今日は会えるのが楽しみでしょうがなかった」


照れながらも答えると祐介がズカズカと入って来る。


えっ?…祐介?。


つい後退れば玄関の段差につまずいて尻餅をつく。


私の上にまたがるようにして床に足を付いた祐介から見下ろされ胸が高鳴る。


「祐介…あの…えっと」


靴が引っ掛かりドアも開けっ放しでもし見られたらどうしよう等と考えてしまい離れようと身動ぐ。