嬉しくて…。


どうしようもないくらい嬉しくて…困るぐらい。


少し離れて肩を掴まれれば驚いて祐介を見上げる。


「祐介…あの……」


「いいから…今は黙ってろ」


そう言われて顔が近付いてくれば意味が分かり、今から何をされるか分かった。


もう…私の答えは聞かないんだから。


それでも私は受け入れる為に目を閉じる。


少ししてから唇に暖かく柔らかい感触が触れる。


恋人になってからの初めてのキスで。


あの時と合わせると2度目のキスだ。


あの時はサイテーと思ったけど今は…。


ゆっくりと唇が離れて顔が離れたのが分かり目を開ける。


「明里…改めて言う…好きだ」


「私も…祐介が好きだよ」


それからはお互いに自然と笑いあって。


3度目のキスをしていた。