「同じクラスになった時お前と話せてめちゃくちゃ嬉しかった…お前はやっぱり俺の周りにいる女達とは全然違った…あれからお前に夢中なんだ」
「………も…」
真っ赤な顔を見られたくなくて俯いてからボソッと呟く。
「ん?」
勇気を出すのよ明里!。
今こそちゃんと言わないと!。
自分の中でそう声をかけてから小さく深呼吸して。
「私も…祐介に惚れたの!」
本当は好きなのと言うが最初に"惚れたって言わせてやる"と言われたからわざと違う言い方で言い。
「………本当なのか?…明里」
顔をあげれば今度は祐介が俯いてる。
「告白の返事するのに…う…嘘なんかつかないよ」
そう答えた瞬間強く抱き締められた。
「祐介?」
「離さねぇから覚悟していろよ明里」
あー…胸がうるさいなぁ。
祐介の胸元に額を当てこちらからも抱き締めれば擦り寄る。
「離れてなんて言っても離れないよ」
微笑みを浮かべながら答える。
やっと想いが繋がった事に頬の緩みが治まらない。

