「お前の看病をしていた時から抑えがきかないんだ」
「私のどこを好きになったの?」
それはあの"惚れたって言わせてやる"と言われた時からの疑問である。
「…お前が1年の時からだ」
「私…1年の時祐介に会ったっけ?」
瑠花が騒いでいた事は覚えてるが私は瑠花を離れた場所から見守っていただけ。
「お前を見た時俺に近付こうとしなかっただろ?そこに少し興味をもった…そしてお前が友人に向けた笑顔がすげぇ可愛いって思えたんだ」
「あの時から私はイケメンが嫌いだったからね」
まさか見られていたとは思わなかったからか少しの驚きと、少しの恥ずかしさを誤魔化すように苦笑いを浮かべ。

