惚れたって、言わせてやるよ



「あの?」


「おい」


そして2人の言葉が重なる。


「祐介から言って良いよ」


「なら単刀直入で聞く」


近付いてきた祐介に肩を掴まれ動けなくなる。


「告白した時の事覚えてるな?」


小さく頷く。


忘れる筈がない。


「俺はお前から返事をもらうまで待つつもりだった…だが…もう我慢の限界みたいなんだよ」


「祐介…」


「俺の女になれよ…明里」


私は…。