惚れたって、言わせてやるよ



「なにって…添い寝だろうが」


そんなのは見れば分かるよ!。


そうじゃなくて!。


「なんで添い寝をしてるの!?」


「寒いんだろ?くっついてれば少しはましかと思ったんだよ」


っ…。


そんな優しい声で言われたらなにも言い返せないよ…。


「嫌なら離れてやるよ」


嫌だ…。


私は咄嗟に離れようとした祐介の服を掴んで引き止めていた。


「明里?」


祐介の優しさが…。


祐介の気遣いが…。


胸いっぱいになるぐらい嬉しい…。


「寒いから…私が寝れるまでなら」


傍にいてとは言えないけどそれでも…。


「仕方ねぇな…傍にいてやる」