惚れたって、言わせてやるよ



もう…ずるいよ…。


言葉は命令口調なのにそんな優しい笑みを浮かべるなんて。


少しの間のあとに口をあけ食べる。


「よし良い子だな」


離れて椅子に座った祐介から頭を撫でられる。


「子供扱いしてない?」


「してねーよ」


笑いながら答えた祐介を怪しんだ目で見て。


絶対子供扱いして楽しんでるよね…あれ。


「それより味はどうだった?」


味ね…。