大人しく横になっていてウトウトし始めた頃。 不意にドアが開けられ祐介がお盆を持ちながら入ってくる。 「お粥作ったが不味かったら悪い」 ベッドの側にある机の上に置き椅子に座る。 「起きれるか?」 そう聞きながらも私の背中に手を当てて起き上がるのを支えてくれた。 「ありがとう祐介」 「あぁ…取り敢えず飯食ってから薬を飲まないとな」 と、言いながら私から手を離すとスプーンで器に盛ったお粥をすくい冷ましている。