惚れたって、言わせてやるよ



「なに笑ってるんだよ」


「ごめんごめん…つい」


笑いをこらえる為に小さく深呼吸して。


「祐介…学校に早く行かないと遅刻しちゃうよ?」


息が少し乱れてきたのが分かるが、バレないよう必死に隠しながら言い。


「構わねぇよ…それよりお前…熱いな」


しゃがんでから顔が近付き額に祐介の額が触れる。


ち…近いよ!。


別の意味で熱があがりそうなのを感じながら大人しくしていて。


「どこか痛むところはあるか?」


「頭かな」


そう答えると頭の後頭部に手を当てている。


ゆ…祐介?。


「他には?」


「少し息苦しいのと…寒気がするくらい」