と、心の中で突っ込んでから小さくため息をつく。
「よく家に入ってこれたね」
「普通に鍵があいてたからな」
あっ…お母さんまた鍵をかけるのを忘れたのね。
私の母親は外へ出るときたまに鍵をかけるのを忘れてしまう。
「それにしても…」
ベッドの中に潜りながら横になってる私の方に近寄りじっと見てくる。
ダサいとか言うのかな…。
そう思っていたが。
「そんなパジャマを着てるんだな」
掛け布団の隙間から見えた私のパジャマ姿を見た祐介が口元を手で隠し顔を背ける。
あっ…祐介の耳赤い…もしかして…。
照れてる?。
そう分かれば可愛くてつい笑ってしまう。

