「授業なんかよりお前の方が大事だし出来なかったからって構わねぇよ」 立ち止まった祐介が振り返れば私の頭の上に手を置き撫でられる。 それだけで少し安心する。 頬が緩み微笑みを浮かべた。 「ほら行くぞ」 「うん」 そして2人で手を繋ぎ歩き出す。