「やっぱり…いない」


着くと慌てて走って行き教室に行くも祐介の姿がない。


やっぱり体調を崩したんじゃ…。


もしそうだったら私のせいだ。


傘を持って来なかった私が悪い。


チャイムが鳴ると私も席につく。


「えーっと…高橋は風邪をひき休みになった」


教室に先生が入ってくるなり悪い知らせが入った。


やっぱり!。


私は勢いよく立ち上がれば鞄を持つ。