惚れたって、言わせてやるよ



あの後駆け付けてくれた生徒会長"白石 百合"さんに彼が連れて行かれた。


彼女はなんと柔道部の部長でもあるのだ。


そんな2人を体育倉庫の入り口前で祐介と一緒に見送っていた。


「祐介…その……ごめんね…それからありがとう」


あの時言うこと聞いていれば祐介に迷惑かける事なんてなかったのに…。


少し俯くとポンッと頭に手が置かれ。


「お前は悪くねぇよ…だから謝んな」


ほんと…馬鹿なんだから…そこは怒るべきなのに。


「それより痛くないか?」


頭から離れた手が殴られた頬に触れていた。


「少し痛いけど平気…祐介が来てくれたから」


私の返事に安心したのか微笑みを浮かべた彼を見て私も微笑みを浮かべた。


「祐介…もしかして走って来たの?」


「あぁ…慌てて来たからな」