「んんっー!」 いつの間にか手を離していた祐介から口を塞がれていた。 「だからもうこいつに関わるんじゃねぇよ…じゃあな」 一方的に言って口から手を離せば明里の手を掴み引っ張るように教室の中に入り、相手を放置する。 席に座らされてから後ろを向き。 「ちょっと!祐介!私達友達からって」 自分の席に座った祐介に向かって言い。 「あぁでも言えば諦めるだろうが」 それはそうだけど…。