[ねぇ、君、私の事怖くないの?]

久しぶりに昔の夢を見た
名前も何も覚えてないとある男の子とまだ殺人鬼だった頃の私との夢

[何言ってるのさ、こんな優しい目をもった君が怖いはずないじゃないか]


[本当に?

だって私殺人鬼だよ

こんな、血だらけなんだよ!]


[そんなこと無いよだって、君は………]


男の子の声が聞けぬままいつもこの夢は終わる

一回だけどうしても気になって、二度寝をすれば見れるのではと思い試しにやって見た所大寝坊をし大家の五月雨早苗(さみだれ さなえ)さんにこっぴどく叱られてからはやっていない

そんなことを考える時間も束の間時計はもう午前七時を回っていた