今日は久し振りに、親友の友にお呼ばれされたので、いっぱいのお土産を持参で彼女の家へと向かった。


「いらっしゃ~い!!令ちゃん久し振り~!!」


「久し振り~!!中々連絡できなくてごめんね?あっ!!れおくん会いたかったぁ~!!!」


ぷくぷくに膨らんだ腕を伸ばして、友の息子が愛嬌を振り撒いた。


「やだぁ!!ちょっと見ないうちに、こんなに大きくなったの?!」


「フフッ………もう、つたい歩きだってするんだよ?」


「うそ!!見たい、見たい!!」


「取り敢えず上がって。」


久し振りの友の家は、やっぱり落ち着く。

この二人から放たれる幸せオーラの所為だろうか。

それほど子供が居るって事は家の中に影響がある。


「令ちゃん、準備は全部出来てるから座ってて。」


「うん、ありがと。」


トレーにグラスと取り皿を乗せて友が戻って来た。

礼音用に子供用の食器もある。

小さくって、カラフルでとても可愛い。


「さぁ、飲もっか!!」


「うん!!取り敢えずビールからいきます?」


「OK!!」


二人して勢いよく缶ビールのプルタブを押し開けた。


「久し振りの宅呑みに………」


『かんぱ~い!!!』


缶ビールのぶつかる音を合図に私は、ビールを一気に飲み干した。


「あぁ~!!うまいっ!!」


ビールの余韻に浸りながら、私は買ってきたつまみを取り出して広げる。