は、ぁ、あつ、い
休むことなく繰り返されるディープキス。
慌てて教師の腕の中から逃れようとした。
でも逃れられず、結局押し倒されてしまった。
マジでヤバイ。
本能的に感じとった俺は、
本気でもがいて、教師を蹴り飛ばす。
そして勢いで怒鳴った。
「お前マジでなんなんだよ!!!ふざけんな!!
なんで家庭教師に押し倒されなきゃいけねぇんだよ!!!!」
「あれ。俺の名前、覚えてくれてないの?」
俺の話はさっぱり無視されますますイライラする。
ちゃんと俺の話聞けよ!!
「知らねぇよお前の名前なんて!!」
「へぇ?一昨日自己紹介したはずなんだけど」
「あっそ。別にお前の名前なんぞ知らなくていいわ」
感情に任せて怒鳴る。
が、家庭教師にはなんの効果もなかったようで、
肩をすくめて笑うだけだった。

