店員の人がケースからケーキを取り、袋に 詰めている間待っていると、 見たことのある後ろ姿がガラス越しの 外を歩いて行こうとしていた。 「 しょう……た…… 」 私は急いで店を飛び出し、あの後ろ姿の 人を追いかけて走った。 でもたくさんの路地があり見失ってしまう あれは確かに翔太の横顔だった……