搭乗口の前で後ろを振り返る。 お父さん、お母さん、そして理香に 海斗くん。 その後ろには静華と早川くんも来ていた。 笑顔で手を振りながら送り出すみんなに 最高の笑顔で返した。 そして私は、飛行機に乗りアメリカに 渡った。 自分が生まれ8年間育った場所だからか 慣れるのに時間はかからなかった。 それからあっという間に季節が過ぎ、 忙しい毎日を送っていた。