おちえゲーム

「私達、友達だよね?」


“彼女”は涙を流す。たしかに“彼女”は私の友達だった。


「違うの!? ねぇ教えてよ…」


か細い声で懇願する“彼女”とは不釣り合いな赤に染まった部屋。


私と“彼女”だけが青の制服を着ている。


部屋が不釣り合いなのではない。私達が不釣り合いなのだ。


「そんなの絶対許さないんだから」


私はただの遊びだと思っていたのに。


まさかこんなことになるなんて思ってもいなかった。


ガセばかりの情報社会なのだがこのゲームだけはどんなことがあろうとしてならない。


“おちえゲーム”だけは。


ー神様、どうか私達にもう一度平穏な日々を与えて下さい。


こちらを見つめる1体の日本人形がにいっと笑い、また時は繰り返される。