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つ……つかれたぁ……。


なんであんなに混んでるかなぁ……


少しは持参すればいいのに。


てか、こんな思いしてるのも全部あいつのせいじゃん!


先輩に会えるかもって期待しても結局は会えなかったし。


私が行くのは先輩に会えるかもしれないからで、決して榊くんに逆らえないワケじゃ……そういうワケじゃ…………ない…………と思う。


ん?


前を歩いている人に目がいった。


あれは……先輩!?


私はすぐに後を追いかけた。


「せんぱ……」


先輩との距離が後3mというところで声をかけようとしたがすぐにその言葉は消えていった。


先輩の隣には女の子がいた。


私なんかより全然可愛い。


今までこんな事はなかった。


私が足を止めて二人の後ろ姿を見つめていると


二人は楽しそうに笑いながら私の前から姿を消した。





その後の事はよく覚えてない。


いつの間にか私は家に帰っていて、いつの間にか次の日になっていた。