深夜2時半、コンコンとベランダのドアを叩く音が聞えた。カーテンを開けると優がいる。私はドアを開けて優を中に入れた。外は寒かったようだ。冷たい空気を優から感じた。優の鼻先が赤くなっているのは、この暗い部屋の中でもわかる。
入って来るやいなや優は私の唇にかぶりつくようにキスをした。そして、静かに私をベッドに倒した。優の冷たい鼻先が私の首筋に触れた。
「冷たい…」
私がつぶやくと、優は少し笑いながら「ごめん」と言った。そしてもう一度、キスをした。
私は暗闇の中、優に抱かれながらずっと優じゃない誰かの事を考えていた。もちろんそれは、言うまでもない。
(私が優とこんな事をしているすぐ近くには、あの人が居る…)
そんな事を考えて感じていた。
(私って、最悪…)
優の吐息が部屋中に響く。
「涼香ぁ…」
優は私の名前を何度も呼ぶ。
だから、私も名前を呼ぶ。
「ユウ…」
何度も…何度も…
入って来るやいなや優は私の唇にかぶりつくようにキスをした。そして、静かに私をベッドに倒した。優の冷たい鼻先が私の首筋に触れた。
「冷たい…」
私がつぶやくと、優は少し笑いながら「ごめん」と言った。そしてもう一度、キスをした。
私は暗闇の中、優に抱かれながらずっと優じゃない誰かの事を考えていた。もちろんそれは、言うまでもない。
(私が優とこんな事をしているすぐ近くには、あの人が居る…)
そんな事を考えて感じていた。
(私って、最悪…)
優の吐息が部屋中に響く。
「涼香ぁ…」
優は私の名前を何度も呼ぶ。
だから、私も名前を呼ぶ。
「ユウ…」
何度も…何度も…
