Crazy and mad

朝は一番早いバスや電車に乗って学校へ行く。入学してからもう随分経つので、早起きは癖づいたものだ。今では休みの日まで5時頃目が覚める。
「今日は優2便かな…?」
そんな事を考えながらバスに揺られて駅へ行く。
駅で電車に乗り変えると、彼女はいた。彼女は私に気づくと手招きした。いつも私より先に来る彼女はボックス席を確保しておいてくれるのだ。
「おはよう」と言うので私も「おはよう」
と言い彼女の前に座る。
朝は二人ともテンションが低いので、特に会話をする事は無い。
彼女の名前は吉岡千津子。千津子との出会いは高1の春で、帰る方向が同じだったのと一番最初のクラスが同じだったのだ。
窓の外の景色を見ながら音楽を聴く。それが電車の中での過ごし方だ。
スマホに入っている曲を適当にランダムで流す。一曲目に流れたはRADWIMPSの『me me she』だった。この曲のいい所は最初から最後まで上がることのない安定したテンションの低さだ。