「でも結城くんは、テスト大丈夫なの?」
ノートも教科書も出してもいないし、勉強する気もなさそう。
おまけにもう寝る体制に入ってるし...。
「そんなの知らないよ。運に任せる」
まるでどうでもいい、とでも言うような口ぶり。
な、なんて余裕...。
「勉強はしないの?」
「なんで?授業中寝たくてもクソ真面目に聞いてるのに、わざわざ勉強しなきゃいけないの?」
さすが結城くん、授業聞いてるなら大丈夫か。
...って、違うよ!
納得させられそうになったけど、慌てて首をふる。
勉強しなきゃ赤点とりますよね?
にも関わらず焦っている様子もなく、むしろ受ければいいやとそんなレベル。
でも確か、テスト後に50位以内の人だけが貼られる順位表に、名前載ってたような?
「希望ちゃん、聞くだけ無駄だよ。そいつね、バスケのことしか考えてないから、何言っても勉強なんてしないよ。学年1位になりたい意味が分からないんだって」
バスケのことしかしか考えてない?
でも......

