「そうそう。それ、俺もノート書いてないから、全教科借りてコピーするの大変だったんだよ。琉李ってほんと人使い荒いよねー」
やれやれとでも言う素振りを見せながらいう玲くん。
そんな玲くんの言葉が腑に落ちなかったのか、結城くんがものすごい目で睨みつける。
「そこにあるガムテープでぐるぐるまきにして、海に沈めるよ?」
な、なんというか、初めて見たけど怖い...。
怖いよ結城くん。
口は笑ってるのに目が笑ってないよ。
「あははっ。やべ、怒った?嘘だよ嘘。ほんとは、琉李前髪邪魔でノート書いてないらしいから、俺から頼んでノートのコピー渡す代わりに勉強教えて貰ってるんだよ」
俺、授業中寝てて授業受けてないから、と怒られてるのにも関わらず笑いながら言う。
それを見て思わず"いや、あなた怒られてますよ"とツッコミたくなるのをこらえた。

