「あ、結城くんと玲くん!」
気になってヒョコと覗いてみると、向かい合って座っている結城くんと玲くんの姿が。
すると2人は私の声に気づいたのか、同時にこっちを見た。
「あれ、希望ちゃん?本借りに来たの?」
「えっと、辞書借りに来たの。玲くんたちは?」
「あー、俺らね。俺らは、見ての通り勉強中」
そう言う玲くんの前には教科書とノートが広げられているから納得だけど...
なぜか結城くんの前には大量の紙がある。
疑問に思い近づいてみると...
「ノートのコピー?」
教科ごとに綺麗に分けられているノートのコピー。
それも、多分全教科。
「うん、玲からもらった」
ああ、それね、という感じで頬杖をつきながら私を見上げた。

