「そんなの聞いてない。キミさ、女の子なんだよ?もっとその自覚持ちなよ」
そういった声は、怒っているのにどこか優しくて...。
そんな結城くんの声、初めて聞いた。
「えへへ。女の子だって...。結城くんが私のこと女の子って言ってくれた」
嬉しくて嬉しくて、ニヤけているとおでこにデコピンがとんできた。
「あたっ...!」
「自覚もてってバカ。分かってないでしょ?もし顔に傷が残ったらどうするの?」
どうすると言われても...。
どうしましょ...。
「えっと...。で、でも、結城くんが怪我するくらいなら私が怪我した方がいいもん」
「全然分かってない」と呆れた表情をする結城くん。
はぁ、と盛大なため息をつく。
私がバカすぎて呆れちゃったのかな?

