「きっと、隠された才能があるって思われてだよ!」
ニヤケながら結城くんを観察していると、横に誰かが座ったのが分かった。
「あははっ。やべぇー、琉李...やる気無さすぎだろ」
笑える、とお腹を抱えて笑うのはただ1人。
「わー、玲くん。いけないんだー。バカにしに来た」
「ははっ...それもあるけど、決勝であたる相手見に来たんだよね」
と、自慢げにいう玲くん。
「うへ?れ、玲くん準決勝勝ったの?すごい!おめでとう!」
決勝かー。
玲くんがバスケ上手いっていう噂は、ほんとだったんだ。
「さすが神崎。見かけだけかと思ってた」
「すごいっしょ?...ってか、待った。奈々ちゃん酷くね?俺頑張ったのにー。それにまだその呼び方?玲でいいって」
「はいはい。決勝頑張って」

