でた...。お怒り奈々ちゃん。



ギロッと睨まれ、反射的に視線を逸らしてしまう。



「えっとー、それは......。すみませんでした」



「はいはい。それはいいとして、結城も出るんじゃないの?球技大会」



「出るの?出るかな、結城くん?!」



結城くんが出るなら暑くても我慢できるよ。



ううん!


日光の暑さより、結城くんへの愛が熱すぎて倒れそう。



うへへ...。考えるだけで笑いが...。



「だから顔、ニヤけすぎ。まぁ、出るでしょ。全員参加だし」



「え、ほんと!球技なにやるの?サッカー?バスケ?バレー?やっぱ、バスケかな?いや、サッカーでもいいなぁ」



「のんの趣味はどうでもいいけど、男子はバスケらしいね。私達は、サッカーだって」