ふぅ…怖かったぁ…。
なんか安心したら足の力が抜けてきたかも。
屋上の冷たい地面だということも忘れ、その場にへなへなと座り込む。
あ!お、お礼!!
「結城くんありが…いたっ!?」
「無茶するな、ばか」
私と目線を合わせるかのようにしゃがんだかと思うと、私のおでこに軽くデコピンをした結城くん。
なんだか少し怒っている結城くんに申し訳なくなり、おでこを押さえながら、俯きながら視線だけ結城くんに向ける。
「うぅぅ…ごめんなさい…。で、でもなんで助けに来てくれたの?いつものウィッグは?」
「なんでって、いつもと同じように図書室で寝てたら女子に囲まれてるキミが見えたからもしかしてって思って来た。そしたら案の定嫌がらせされてるし。ウィッグは多分図書室落としてきた」
落としてきたって…。
確かに結城くん前も寝ててウィッグ落としてた気がする。

