結城くんの素顔に驚きすぎて言葉が出ない様子の愛菜ちゃん達。
そんな愛菜ちゃん達に結城くんはため息をついた。
「で、どうでもいいけどこの子に酷いことしておいて何も言わずに帰るつもり?キミたちだって手出そうとしたんだから俺も出していいよね?」
私の体をゆっくりと離し、呆れたように呟く。
そして心底嫌そうな顔をする彼女を睨みつけた。
「くっ…!わ、悪かったわよ」
「…あ、う、うん。大丈夫だよ!」
悔しそうに謝る愛菜ちゃん達を見て慌てて答える。
結城くんはこんなんでいいの?って言う目で見てるけど、私は結城くんが助けに来てくれたってことが嬉しいからそれだけ十分。
そんな意味を込めて結城くんに微笑む。
「キミがいいならいいけど…。でも、今度希望に手出したらその時は女子だろうと許さないからね」
「わ、分かったから…!い、行くわよ」
無表情で冷たく言い放つ結城くんを恐れてか、逃げるようにとりまきの子達を連れて去っていった。

