「……送って、いくよ」
うーん、どうしようと考えていると、驚くべき発言をした結城くん。
そんな私の返事も聞かずに起き上がろうとする結城くんの肩を慌てて押さえる。
「だ、ダメだよ寝てなきゃ!1人で帰れるよ!ていうか、結城くん。ご家族は?」
「……今日、帰って来ない」
あ、なるほど。
だからお家に誰もいないのかと1人で納得してしまう。
…って、納得してる場合じゃない!
「じゃあ、私が看病する!!」
1人はさすがに心配だし、第一、私のせいで熱を悪化させてしまったから申し訳ない。
身を乗り出してそういうと、結城くんは明らかに困った表情を見せた。
「いや…お家の人、心配しちゃ…「そんなの連絡すれば大丈夫だよ!そんなことより、結城くんが心配なんだもん」
「……」
私の迫力が凄かったからか何かを考えている様子で、黙り込む結城くん。

