それでも、このままの態勢では辛いだろうと、一旦ベッドに寝かせて布団をかける。
大丈夫かな?
とりあえず、タオルとか濡らしてきた方がいいよね?
そう思いベッドの横から立ち上がって部屋を出ようとした時、腕に熱を感じた。
反射的に振り返ってしまう。
すると、私の腕を弱々しい力で掴み、辛そうな顔をしている結城くんと目があった。
「結城くん?」
意識が戻ったのかなっと思い、もう1度ベッドの横に座る。
「……帰らなきゃ…でしょ?」
「え?」
苦しそうに息をしながら「時間…もう遅いから」と付け足した。
結城くんの言葉にスマホの時間を確認してみると、確かに19時を回っていた。
今から帰るとなると、ここから地元まで1時間半かかるため、単純に考えて家に着くのは20時半過ぎになってしまう。

