______ガチャ



「どーぞ」



結城くんの熱が心配で、一旦結城くん家に行くことになり…


私は今、結城くんのお部屋招待されています。



「...……..」



「どうしたの?」



緊張してなかなか足を踏み出せない私を不思議に思ったのか、結城くんはもう1度私に声をかけた。



「お、おおおお邪魔します...」



こ、ここが結城くんのお部屋...



黒と白でシンプルにまとめられていて、とても綺麗なお部屋。



お部屋に入った瞬間、フワッと結城くんの匂いがした。



「わぁ...結城くんの匂いだぁ」



「変態...」



「いいもんいいもん!それより、結城くん寝なくちゃ!辛いでしょ?」



「うん...。でも、寝る前に色々ちゃんとキミに話しておきたい。だから、こっち来て?」



ベッドの上に座り自分の横をポンポン叩いて、座ってと催促してくる。



心配になりながらも結城くんの方に近づくと、優しく手を引っ張られて強制的に座らされてしまった。