なんですとぉおお?



結城くんの卒業アルバムが無料で見れるんですか?



そんなチャンスもう無いかもしれない。



「行きます。雨宮くんのお家で待たせてください」



やばいやばい...



興奮しすぎて鼻息が...



「.....へぇ、琉李のことそんなに好きなんだ。やりがいあんじゃん」



「え?」



「ん?何でもねぇよ?」



雨宮くんがなんて言ったのか、小さくてよく聞こえなかったけど、大切な事だったのかな?



でも、なんでもないって言ってたし大丈夫だよね?



それより今は結城くんのことで頭がいっぱいで、頭の中がお花畑状態。



ぐへへ...楽しみだな。



緩む頬をなんとか抑えて、雨宮くんのお家へと向かった。