「分かった...。るいるい、またね!」
ムゥっと可愛くほっぺを膨らませるもかちゃんに目もくれず、行くよと私の手を引いて歩き出す。
私は驚きながらも急いで振り返ってもかちゃんに手を振ると、キラキラとしたスマイルを見せ、手を振り返してくれた。
や、やっぱり天使だ...。
なんて思ってニヤけていると、もかちゃんたちが見えなくなったところで、寂しくも結城くんの手は離れてしまった。
そしてまた、スタスタと歩いていってしまう。
「えぇ?!待って、なんで離しちゃうの!このまま一緒にバイト先まで行くんじゃなかったの?」
結城くん後を慌てて追いかける。
「駅まで送るって言ったじゃん...ていうか、そもそも今日ないし」
はい?今日ないですと?
私の尾行の意味は?
そんなことより...
「だったらもっとゆっくり話せたじゃん!」
「うるさい。別に話すことなんてないからいいんだよ」
怒ってる...
間違いなく怒ってる...。

