「へぇ、希望ちゃんって言うんですね!とっても可愛くて羨ましいです」
私を見て、ニコッと微笑むもかちゃん。
「いやいや...」
それはこっちのセリフです。
と切実にツッコミを入れようとした時、もかちゃんと雨宮くんの制服がどこかで見たことあることに気づいた。
あ、星城学園だ!
間違いない。
この間、湊がこの制服のパンフレット持ってたもん!
可愛くて、頭がいいとかスペック高すぎか。
おまけにお世辞も言えちゃうなんて...
なんて神様を恨んでいると、ずっと黙っていた結城くんが、突然いつもより低めの声で言葉を発した。
「あー…話してるところ悪いんだけど、俺これからバイトあるからもう行かなきゃ」
「えぇ。るいるいもう行っちゃうの?まだ、りっくんとは何も話してないのにー」
「ごめんね。これからこの子駅まで送ってから行かなきゃいけないから時間なくて」

