グハッ...
なんだこの生き物...
可愛すぎか!
こりゃ、女の私でも惚れるわ。
...って、そうじゃなかった!
「あのぉ...どちら様でしょうか」
今だ迷惑そうに、もかちゃんを見る結城くんに問いかけてみるが応答はない。
「ご、ごめんなさい。もしかして、デート中でしたか?」
結城くんからバッと離れ、申し訳そうに謝るもかちゃん。
「いえ、それで...」
「あ、ご挨拶が遅れました。私は、栗花落(ツユリ)もかと言います!そして、こちらが雨宮 陸(アマミヤ リク)くんです。よろしくお願いします!」
どうも、と頭を下げる雨宮くんはなんだかチャラそうな感じだけど、そこがモテそう。
どうしてこう、結城くんの周りは美男美女ばかりなのだろう。
「こちらこそ...。あ、あの私は橘 希望と言います」

