そして、スリーポイントラインまで一気に走るとボールをゴールへと投げた。
その動作さえ、無駄がない。
「……て、なんで玲くんは笑ってるの?」
「ククッ…い、いや…だってあれ、落ちるよ」
「…え?」
玲くんが予言したとおり、ボールはリングをグルグル回った後、中には入らず落下した。
「クスッ…ね?言ったでしょ?」
結城くんにバレないように、笑いを堪えているつもりだと思うけど、全然堪えられてませんよ。
「結城くんにバレちゃうから静かに!」
「あはは。ごめんごめん。速さは認めるけど、シュート打つタイミング微妙にズレてて琉李にしては珍しいミスだから面白くて」
「でも、玲くんだってシュートくらいはずす時ははずすでしょ?」
「んー、まぁ、入らない時はとことん入らないからねぇー。あ、立ち話ってのもなんだし、とりあえず座らない?」

